専門外来
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循環器

済生会富山病院の医師が担当しています。その特徴を生かし、当院での循環器診療の幅を広げています。

高血圧

日本の高血圧患者は4000万人もいるといわれています。もっともポピュラーな病気ですがきちんと治療されている人は意外に少ないのです。高血圧だけで症状が出ることは少なくたいしたことがない、薬さえ飲めばいいとおもっておられる方も多いのではないでしょうか。しかし高血圧の治療の重要な目的は将来脳卒中や心臓病、腎臓病でつらい思いをすることを予防することでありしっかり治療していくことが重要です。

最近早朝に血圧が高くなったり、自宅で高く病院では低い方などいろいろな高血圧のタイプがあることがわかってきました。そのタイプに応じた治療の工夫も必要です。そのタイプを知るのに24時間血圧計が威力を発揮します。これは腕に血圧計を巻いて自宅や会社で普段どおり過ごしてもらいながら血圧を記録する器械です。当院でも検査することができます。



糖尿病

糖尿病の増加と発見の遅れ
糖尿病は、食べすぎ、運動不足など生活スタイルの変化などにより、年々増加しています。当院では約800名の方が通院されています。多くの場合は自覚症状がないので、発見や治療開始が遅れ、目や腎臓などの合併症が進行してしまうことがあります。動脈硬化の原因の一つでもあります。

治療方法
治療は食事療法、運動療法、薬物療法(飲み薬、インスリン注射)があります。

チームによる生活指導を重視した診療
当科では、早期発見、早期から食生活や運動などの生活指導に重点をおいています。専門的な知識を持つ、医師、看護師、栄養士、理学療法士、検査技師がチームを組み診療に当たっています。糖尿病療養士は4名います。

基本は外来通院、必要に応じて入院
外来通院による診療を基本にしていますが、重症の場合、通院でうまくいかない場合は、1~2週間、学習を含めた入院治療を行います。

患者会
有志の患者さんで、『きぼうの会』という患者会を作っています。職員が協力し、学習会やレクリエーションを行い、励ましあいながら自己管理の知識、意識を高めています。

基本的な検査
HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)は、血液の検査で、過去1~2ヶ月間の血糖コントロールの状態を表わしています。5.7以下=優秀、5.8~6.4=良好、6.5~7.9=可、8以上=不可、と判断します。



消化器・肛門・乳腺

食道、胃、小腸、大腸、肛門の疾患、および乳がん検診を中心とした乳腺の診療を行っています。

消化器のがん 一刻も早く発見し、治療を開始することが大切ですので、必要な検査をできる限り早期に始め、短期間に終わらせるようにしています。もしがんが見つかった場合は、専門の医療機関をご紹介しています。
大腸ポリープ 大腸内視鏡検査によってポリープがみつかった場合は、原則としてその時点で内視鏡的に切除しています。(ポリープの数や大きさ、患者様の状態によっては1~2泊程度の入院が必要になる場合もあります)
肛門の病気 生活や食事の改善、排便の調節などを行いながら、坐薬や軟膏を組み合わせた治療を行っています。急性期の場合で、炎症や痛みが強い方には、外来での外科的処置(排膿・ドレナージ)を行います。こうした治療によっても改善しない場合は、専門施設をご紹介しています。
乳がん マンモグラフィや超音波検査により、早期に発見することが大切です。そのため、診療放射線技師、超音波検査技師と力をあわせて診療にあたっています。検査で異常が見つかった場合は、細胞診(細い針で病変部分の細胞を採取する検査)等を行います。がんが見つかった場合には専門施設をご紹介しています。




老年内科


高齢人口の増加に伴い、認知症(もの忘れやその場にふさわしい行動や言動がとれない状態)の患者さんが急速に増加し、2009年現在その数は約200万人に達しています。しかし今の医学では認知症を予防する事や治療によって脳の働きを回復させる事はとても困難です。(数は多くはありませんが、治療によって完全に回復可能な認知症もあります。)そのため認知症の患者さんが年々増加していますが、介護施設の整備が追いつかず、結果として膨大な数の患者さんが家庭で介護しなければならない状況に陥っています。
認知症の患者さんとその家族を支えるためには、医療や介護制度の利用はもちろんですが、家庭での介護能力の向上や地域での支えなど、総合的な取り組みがとても大切になっています。しかし国や自治体の認知症対策は遅々として進まず、返って最近では「自己責任論」の下で医療や福祉制度が矮小化され、認知症の対策が後退しているのが実態です。

認知症にはいろいろな病気が含まれますが、脳細胞が変性・壊死に陥り、脳が広範囲に萎縮するアルツハイマー病等の研究は進んでおり、近い将来には予防や根治的な治療が可能になるかもしれません。しかし当面は認知症を早期に発見し、治療を通じて進行を少しでも遅くし、認知症によって生じた様々な問題を解決するために早めの対策が重要です。医療や介護、そして社会保障制度や後見人制度などを利用して、最期まで人間としての尊厳を失わないよう、又家族の方が介護で疲弊しないよう社会全体で支えていく事が非常に重要になっています。

 

対象とする疾患 老年内科では、「もの忘れが心配、すぐ忘れて何度も同じ事を聞く」、「日時や場所の見当がつかなくなり徘徊する、夜間に活動する」「理解できない異常な行動が目に付く」等で生活に混乱が生じた方や不安をお持ちの方を対象に「認知症」の診断を行い、内科的な治療が必要な方には治療を行っています。又一部の脳外科治療により回復の可能性がある患者さんには脳外科を御紹介しています
当院で可能な検査の内容 頭部CT、頭部MRI、神経心理学検査(MMSE)、血液検査などを行い、①認知症が存在するかどうか、②もし認知症であれば治療可能かどうか、③治療が困難な認知症であればその重症度はどのくらいかを診断します。
当院で可能な治療や対策 介護を含む非薬物方法、物忘れに対する薬物療法、興奮・不眠等の周辺症状への薬物療法、認知症患者の介護や対処に関する家族相談、後見人制度の利用。
老年内科の特徴 完全予約制で家族の方との同伴を原則にさせていただいています。診察に際しては、十分な時間を確保して患者さんや家族の方とのゆとりある面談を中心にして診療を行っています。
又協立病院には地域包括支援センターが併設しています。介護保険の利用については、様々な御相談に対応させていただいています。
介護保険利用の通所リハビリ施設もあり認知症の方の低下した日常生活能力の回復のためのリハビリを行っています。更に富山医療生協では、訪問リハビリ・訪問看護・往診を行っています。その他ショート・ステー、デイ・ケア施設もあり御利用できます。




漢方

漢方薬は次のような病気、症状の方にお勧めです。

 

診断がつかない症状 検査をしても異常はないが、体調がすぐれない、体がだるい、イライラする、肩がこる、などの症状は漢方薬の効果が期待できます。
冷え症 冷え症は現代医学で対応するのは難しい症状ですが、漢方が最も得意とする症状です。
風邪 新型インフルエンザや季節性インフルエンザも含め、風邪は漢方薬が得意とする病気です。漢方薬は長く飲まないと効果が出ないと思われていますが、病状に適した漢方薬を服用すると速やかに改善されます。
虚弱・免疫力低下 小児から高齢者まで、いわゆる虚弱という病状や免疫力が低下した状態は漢方薬の良い適応です。腹痛などでの不登校や夜尿症の子供、がんの術後やがん治療中の体調不良、あるいはがんの転移抑制にも漢方薬の効果が期待されます。
疼痛性疾患 多くは鎮痛剤などの現代医学治療と併用されますが、関節リウマチや頭痛、腰痛、膝関節痛、ヘルペス後神経痛などは漢方薬が効果を発揮する可能性が大いにあります。
アレルギー性疾患 内視鏡では胃や腸に異常はないが、腹痛や胃もたれ、胸やけ、下痢や便秘といった症状をきたす機能性胃腸症や過敏性腸症候群は漢方薬が得意とする病気です。
消化器疾患 小児から高齢者まで、いわゆる虚弱という病状や免疫力が低下した状態は漢方薬の良い適応です。腹痛などでの不登校や夜尿症の子供、がんの術後やがん治療中の体調不良、あるいはがんの転移抑制にも漢方薬の効果が期待されます。
婦人科疾患 月経困難症や月経不順、更年期症候群、不妊症などの婦人科領域の病気は漢方薬の良い適応で、子宮筋腫や月経に伴う貧血にも漢方薬が使用されています。

 

漢方薬は個々の患者様の病状に応じて用いられますので、一つの病気に対して一つの漢方薬が使用されるというわけではありません。その選択には漢方医学的な診察が必要です。これらの病気でお悩みの方は、ぜひ漢方薬を試してみてください。

 

 

摂食嚥下外来

摂食嚥下とは、食べ物を食べようとして、口に運び、歯で噛み、飲み込み、そして、胃に到達するまでのことを言います。 この、どこかに問題があり、食べにくかったり、飲みにくかったり、むせたり、食事時間が長くかかってしまう方の外来です。 この障害については、脳神経外科・神経内科・精神科・歯科・耳鼻咽喉科・消化器科などの領域の様々の原因が想定され、今まで何科かかれば良いか分からない場面がありました。この外来では、飲み込みに問題がある方の窓口として、初期評価をし対応策を提案致します。

 

対象の方 むせがある。食べ物・飲み物が飲み込みにくい。食事時間が長くなった。時々発熱がある。
当院で行える検査 スクリーニング検査(質問紙法・反復唾液のみテスト・水飲みテスト)・嚥下内視鏡・嚥下造影。
治療・リハビリテーション・対処法 食事姿勢の調整・食形態の調整・嚥下リハビリテーション。
摂食嚥下外来の特徴 医師・言語聴覚士を中心に、理学療法士・作業療法士・看護師・栄養士の多職種連携による疾患の対応を目指しています。 完全側臥位による食事摂取の指導も行っています。 当院における評価にて、専門外来(耳鼻咽喉科・脳神経外科・神経内科・歯科など)への受診が必要とされる場合には、ご紹介致します。